2016年10月22日土曜日

見知らぬ人の祈り

私は特定の宗教を信仰はしていません。

でも、「祈りは通じる」と思っています。
(ま、通じないことも多いけどね(笑)。)


最近、気候も良くなったせいか、幼稚園や保育園の子たちがみんなで手をつないでのお散歩風景を、よく見かけます。
その時に私はいつも、
「この子たちが、みんな元気で、健やかに大きくなりますように」
と無意識に祈っています。

私自身は幼稚園では、お友達とまったく口をきけませんでした。
(先生に話しかけられたら応えなくてはいけないという義務感はあったので、先生には言葉を発したし、家ではベラベラしゃべっていましたが。)

だから、幼稚園では楽しい思い出はなくて、いつもなんか窮屈な気持ちでいました。

大人になってから、小さい子たちを見るとあの頃の自分を勝手に投影して、
「この子たちなりにも、苦しいことがあるんじゃないのかな」と思ってしまいます。

そして、
「生きているとイイこともあるから、何かつらいことがあっても、元気で大きくなるんだよ~」
と、自然とそんな気持ちになります。
そういう気持ちはもう10代の頃からあったと思います。

そしてある時、
「今の私が小さい子にそう思うように、小さかったかつての私に、見知らぬ人がそう祈ってくれていたかもしれない」
と気づきました。

その瞬間、とても勇気が出たのです。
小さい頃、つらいことが多かったけど、どこかで誰かが祈ってくれてたかもしれない、私の知らないところで。
そういう人の祈りもあって、今、私は生きているのかもしれない、と思うのです。

だから。
「祈りは通じる」と思うのです。
この場合、正しくは「祈りは意味がある」と言うべきかもしれませんが。


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