2017年7月1日土曜日

「いざという時のために貯蓄する」という私に、「いざという時」が来た

以前の記事「私が働く理由 -それは小学生の頃に決心してから今も変わらない 」で、最後にこう書きました。

だから、私が生活費や貯蓄について考える時、自然と悪いことへの対処のためとして考えています。娯楽とか買物のために貯金したいとは考えたことないです。
いや、考えることはありますけど、心底「お金貯めなきゃ」という時に自然と頭に思い浮かぶのは、負への対応(災害、事故、病気など)だということです。

でも、そろそろ、楽しいことのための貯蓄も考えたいんですけど、思い浮かばないのです。。。

ここに書いた、「負への対応」の時が来たようです。
私の父が難病であるとの診断結果を、昨日病院で聞いてきました。


ここ数か月、父の体調が良くなくて、あちこちの病院に診ていただいていましたが、どこでも「異常なし」、「老化に伴うもの」という診断しかありませんでした。

しかし老化にしては進行の速度が速いのでは?
1か月前できたことが、今はできない(できにくい)。
老化というよりは、何か不具合があるのでは?と素人ながらに思い、病院を探しては診ていただくということを繰り返していたのです。


そして現在検査入院中の病院で、全国で数千人しかいない難病(病名は伏せておきます)だと判明しました。

帰宅してその病名をネット検索すると、やはり
「一般的な病気ではないため異常なしと診断されるが、納得できなくて病院を転々とする患者が多い」
「不調から病名の判明までに通常1年半ほどかかる」
ということが書いてありました。

まあ、だからこそ難病なんでしょう。
有効な薬はもちろんなく、病状の進行を遅らせるための薬しかないが、それがとても高価である、と先生はおっしゃっていました。
普通に買えば、1ヶ月に数十万円?(「勤務医の月給が飛ぶくらいの金額」という表現でした)。
ただし指定難病でもあるので、補助金?申請はできる、と。

この先の具体的な費用の話にはなりませんでした。
先生によると、
「お父さんの病状や今後の進行の見通しを理解するのが、まずは一番。それを理解した上で、実際の生活に向けてのことは後日話し合いましょう」
とのこと。

父は、父なりに健康に気遣っていて、自分の異常に早めに気づいたので、不調から半年で診断が出ました。
しかし、ここ3~4ケ月間に行った病院では「老化」でしかなかったので、そこで諦めていたら、発見・診断がもっと遅れてたわけで、早めに準備ができるという意味ではラッキーでした。

家族も私自身も、まだその難病の怖さを実感としてとらえられていないのと、もしくはショックによるナチュラルハイ状態?なのか、「難病とは困った!」という実感がまだわきません。
ずっと異常なしと言われたきて、病名が分かったという安堵感も大きい。

今は父が入院中で病院のスタッフさんの手厚い看護の中にいられるからであって、退院して実生活をする中で、段々と怖さを感じて来るのだと思います。
手順を追って、対応してくださる病院のスタッフの皆々様に、まずは感謝の気持ちです。


そして!!
タイトルにも書いた通り、「その時」がやってきたのだ、と。

いくら補助金が支給されるにしても、環境を整えるとか通院、薬代はもちろん、父の終末に向かってできることはやらせてあげたい、、、などなど、出費がかさむのは間違いありません。

父ときちんと話したことはありませんが、父の貯蓄もそんなに多くはないはず。
近しい親族でお金を出せそうなのは私なのは間違いないので、ここは私の出番。

お医者様の
「問題は、費用がかかるってことなんです…」
のお言葉に、
「大丈夫です。病院にご迷惑おかけすることはありませんし、ある程度まとまった金額もすぐに動かせます。」
と答えられたのは(費用の全体像もわかってないのに!!)、これまでの貯蓄のおかげと思います。

30代半ばまでの私は、お金があればあるだけ遣っちゃってましたが、そうであれば、このようには答えらませんでした。
人によっては、「そんなマイナスのことを考えてるから、そういうことになるんだ」って言うかもしれません(ある種の「引き寄せ」?)。

そして私の貯蓄でも賄えないかもしれないし、父のために遣ってしまったら私の老後が危うくなることも覚悟しておかねばなりません。

でもやっぱり「いざという時のために」と、貯蓄を心がけていて良かったと、この事態になって思うのであります。


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