先日、取引銀行からの再三再四のお誘いを受けて、保険の見直し相談に行って来ました。
なぜ、銀行が保険の見直しを熱心に勧めてくるのか、最初はよく分かりませんでした。
でもまあ、ちょうど私も今加入している保険が、何の役に立っているのか分からなくなってきたので、ちょうどいいかと思って行ってみたわけです。
行ってみて、なぜ銀行が繰り返し保険の見直しを勧めてくるのかが分かりました。
私は数年前から、自動積立定期預金(毎月決まった日に、決まった金額が、普通口座から積立口座に自動で振り替えられる。金額は変更することも可能。)をやっており、それがそこそこまとまった金額になったので、「積立よりも利率の良い保険に入ったら入ったらいかがですか」ということだったのです。
銀行は保険の取次ぎ?もやっているので、保険も売れば、銀行にその手数料も入るということなのでしょう。
電話で「保険の見直しを」と勧めて来た人は、いわばテレフォンアポインターのような役目で、電話では「大事なお客様のお役に立ちたい」としか言わないので、逆に身構えていましたが、そりゃ銀行だって商売だもの、商売やりたいよね、と納得して安心した次第(笑)。
何でもそうだけど、「あなたのため、あなたのため」という相手ほど信じちゃいけないものはないと思っているので。(まーー、捻くれてるわ~(^^;)。)
そんなこんなを思いながら、家に帰ってからも勧められた商品のことを検討しました。
確かに、銀行に積み立てておくよりも、利率はずっとずっと良い。保険なので保証もつくし。
でも元本保証ではない。万が一、その保険会社が倒産したら、私には一銭も戻って来ない。
まあその可能性は限りなく低いのだろうけど。
そして、その商品の魅力そのものより何より、結局私の心に引っかかっているのは、
「商売人なら、それくらいの(保険で運用される)利益を、本業の商売で出すくらいの気概がなきゃ、駄目なんじゃないか?」
ということでした。
もちろん、どっちか一つではないから、仕事も一生懸命やって、一方で蓄えを増やすのは、全然間違ってないと思います。(というより、それが普通だ。。。)
でも、心から魅力的だわ~と思える商品でない保険に、何となくモヤモヤを抱えながら入り、結果、万が一にもその保険会社が倒産したりしたら、目も当てられません。銀行から勧められた金額は、私にとっては相当大きな数字だったのです。もちろん、その金額は半分とか3分の1などでもいいのですが、積立口座に入っている金額のほとんどを提示されたので、腰が引けてしまいました。私にとっては「虎の子」ですもん。
それから、私自身がものすごく数字に弱く(^^;)、運用とか保険の数字が、説明された時は分かった気になっても、後でまた分からなくなってしまいます。説明を聞いて納得して書きこんだ自分のメモでさえ、後で見返して「?」ということもしばしば(恥)。
変に欲を出して、「入らなきゃ損」って気分で入っても、何だか身の丈に合ってない気がするのです。
「お金を増やすには時間を味方につける」という考え方があるのは知っていますが、保険に入って不安になるよりも、本業で頑張って真面目に働いて、利息はつかなくても、今まで通りコツコツ貯めるのが、私には合っていると思ったのでした。
にほんブログ村
家計簿日記 ブログランキングへ
にほんブログ村
生き方 ブログランキングへ
0 件のコメント:
コメントを投稿