2016年4月1日金曜日

積立をやっておいて良かった

私が銀行の積立を始めたのは、たぶん10年くらい前です。

実はその時は、私としてはお金に苦労していた時期でした。自営業を始めて数年、外への借金返済が毎月あり、その金額は私としてはとても大きなものでした。生活も仕事も、夫の協力があったからこそできました。実際、夫からお金を借りて、外への借金を返していた期間は数年に及ぶと思います。
夫に万一のことがあったらどうなるんだろうという不安は常にありました。もちろん金銭的なことだけでなく、精神的にも支えを失うことになります。その時に自分を支えるものって何だろう?

「とにかくできることをやらなきゃ」
そう思って始めたのが、銀行の積立でした。
すでに持っている普通口座から、毎月決まった日に決まった金額を振り替えるという手続きを銀行の窓口でしました。そして、「その口座は何があっても手を付けない(解約しない)」と決め、通帳にもマジックで大きな字で書きました。(この通帳はATMで繰り越しができないので、窓口に持参する時は恥ずかしかったー!!(つД`)ノ)

その代わり、気持ち的にも負担にならない少額から始めました。「この金額なら、口座から出て行っても気にならない金額」、もっと言えば「毎月、これくらいは無駄遣いしてるんぢゃないの?という金額」です。

そうして、折を見て少しずつその金額を増やして行きました。あくまでの無理のない範囲で。とにかく解約しないことが大事なので、無理は禁物。
また、何かで臨時収入があった時などは、迷わずその積立口座に入金しました。(毎月の自動振替とは別に個別に自分で入金することも可能)
あとは、苦しい時ほど、その口座の残高は見ないようにしました。見れば解約したくなってしまうでしょうから。

夫から商売の資金を借りておきながら、少額とはいえ積立しても良いのかなという罪悪感や、ある程度たまったら解約して夫に返した方が良いのでは、という考えもありましたが、夫から借りたお金は利息付けずに元金だけ返せばいいので、わずかでも利息がつく積立を死守。

商売は良い時も悪い時もあって、会社勤務のように「最低賃金」が確保されていませんので、私の気持ちを支える意味でも何か「核」になるものが欲しいということもあり、積立を続けました。
夫への返済は「ある時払いの催促なし」だったので、余裕がある時に少しずつ現金をためて返し、積立は解約せずに済みました。

貯蓄の技として、「積立の口座を持つ」というのはよく聞くことですが、これは本当だなと思いました。やっぱり積立はやっておいて大正解でした。
銀行が機械的に振り替えてくれるので、自分ではあまり引かれている感覚はなく(=苦痛なく)、いつの間にか貯蓄できたからです。
「何があっても解約しない」つもりではいましたが、本当に、どうしても、何が何でもできなかったら解約すればいいし、その前に金額を減らすことだってできるのだから「とにかく継続すること」を考えて淡々とやってきました。

良い意味で気にしていなかったので、たまに積立の口座残高を見ると、「お金ないって思ってたけど、ここにあったんだ!」と勇気が湧いてきました。「大変なこといっぱいあるけど、こっちでこんなに貯めててくれたんだー。また頑張ろう!」という気になるのです。これはやってみて実感したこと。

小さな金額でも少し気持ちの余裕ができ、借金抱えていた身としてはとても大きな存在でした。積立金額が増えるにつれて冒頭に書いたような不安が少しずつ減って行きました。

夫は「どうせ利息つかないし、普通口座だろうが積立だろうが、関係ないぢゃん(´ε` )。」と言いますが、私はそんなことないと思います。積立口座にあれば「触っちゃいけないお金」として死守できる確率が断然高まるからです。


そして死守した結果、昨日書いた通り、積立を一部解約して信用金庫のスーパードリームに預け直したわけです。
「元本保証で夢を買う」
http://zakkicyo.blogspot.jp/2016/03/blog-post_31.html

次はいつになるか分からないけど、これからも銀行の積立でコツコツ貯めて、またスーパードリームを申し込みたいと意気込んでいるのであります。


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