2018年4月12日木曜日

貯蓄の「核」となったもの

タイトルに書いた通り、
私の貯蓄の「核」になったものが存在します。

それは、母方の亡き祖母が生前、私にくれた50万円です。
受け取ったのは、おそらく25年位前でしょうか?

「 私もいつまで元気でいられるか分からない。
 ニコちゃんの結婚式に出られればいいけど。。。
 少しばかりですが渡せる時に渡しておきます。」

こんな内容の手紙とともに受け取りました。

当時の私は会社勤めで、お給料もろくろく貯蓄せずに、あればあるだけ遣ってしまう生活をしていました。でも、この祖母からの心のこもったお金はおいそれと遣う気になれませんでした。

祖母は、私の母が高校生の時に夫に先立たれ、以降、1人で子ども3人を育ててきました。そんな状況は現代でも大変なことですが、今から70年以上前、女性の仕事なんてなかなかなかった時代に、どれだけ大変だったことか。
私にくれたお金も、年金を少しずつ溜めておいてくれたものです。

当時の私には交際相手もいなければ結婚願望もまったくありませんでしたが、
祖母の気持ちを思うと「早く結婚した方が良いのかな」と思ったりもしました。
結局、私の結婚は祖母が亡くなって10年後くらいになってしまいました。

話はそれましたが、よくよく考えた挙句、祖母からの50万円は郵便局の定額貯金に預けたのでした。
そして、その時に思ったのは、
「このお金は、どんなに困っても絶対に遣わない。
 おばあちゃんのプレゼントとして、ずっと取っておく」
と。

それと同時に、「私も自分のお給料から、少しずつでも貯金しなきゃ」と思ったのでした。
あるだけ遣ってしまう性格なので、お給料が入ったらすぐに2~5万位を引き出して、郵便局に預けに行きました。
真珠が核を中心として真珠層を大きくしていくように、この祖母からの50万円が私の貯金の「核」となって、少しずつですが増やしていくことになったのです。

30歳前後は私の金銭事情はかなり苦しく、バス代も無くて小一時間歩いて帰るなんてこともありましたが、そんな時でも、祖母からもらったお金に手を付けようとは全然思いませんでした。

しかしさすがに持ちこたえられない時が来ました。
その話はまた次回に。


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