2016年9月28日水曜日

家計簿が続いている理由を考えてみた

初めて家計簿を付けたのは、一人暮らしを始めた〇十年前です。。
1年目は何とか付けたものの、それをどう分析して今後に生かせばいいのか分からず(費目分けも迷っていて定まらなかった)、続ける意味も見失ってしまいました。結婚と同時に再開するも、やっぱり続かず。

「お金の流れをつかみたい」と思いつつ、つかめる実感もなく、それゆえに面倒くさくて、お財布に何か月分ものレシートを溜めて。。。
(せめて、レシートをお財布から出して、別に保管すればイイものを。(^^;))


しかし、ようやく私の家計簿記帳の方法が定まって約2年。
先月、8月分の月末処理をやっている時に、「あ、集計作業に悩まず、スムーズになってる!」と気づきました。
(月末は、カード明細や銀行引落し分を家計簿に記入し、さらに全費目の集計表や食費集計表、光熱費集計表などを作成し、印刷してファイルするので、手間暇かかります。)

できるようになるのに何でも時間のかかる私は、「ここまでたどり着くまで、2年かかったのかー」と、少々遠い目になりました(笑)。


続いている理由 1. 「なぜ家計簿が必要なのか」をよく考える

私にとって、これは家計簿をつける上で最も大切なことです。
忙しかったり、体調がすぐれなかったりすると、家計簿は真っ先に置き去りになりがちです。
でも「なぜやるのか」がしっかり心に刻まれていると、「やらなきゃ」という気持ちを思い起こせます。

私の場合は、夫婦共に自営業なので、収入が不安定です。
体を壊して休まなければならなくなったら、すぐにゼロではないにしても収入が激減します。
その時に、「いったい1か月or1年、いくらあれば生活できるのかを知りたい」と思いました。

また、収入が一定ではないので、収支をきっちり把握しないと、貯蓄額もよく分からないのです。
月単位で見ると、現金では残っていても、一方で銀行口座から引き落とされる分を入れると、マイナス?ということもあり、何が何だか分からない、と。。。
「貯蓄できているのか?できているなら年間どれくらいの金額なのか?」を知りたいと思いました。

あとは当然、「無駄使いもなくしたい」。
でも、お金を使う時にはすべて必要だと判断しているわけで、そういう意味では「無駄遣い」はしていないはずなのです。
でも、感覚的には、夫婦二人暮らしにしては間違いなく出費が大きい。いざ家計を縮小しなければいけないとなった時に、どこを削るか、その心づもりをしておきたいと考えました。


続いている理由 2. 「とにかくやる!」と覚悟を決めた

やっぱり気合は大事です。
「できない言い訳をごちゃごちゃと並べるより、無駄な作業だろうがなんだろうが、やるっ!」

その際に、他の人のスマートなやり方とか、(その人にとっては)分かりやすい家計簿なども真似したくなりますが、とりあえずそれは置いといて、自分が決めた方法で1年間やってみる覚悟を持ちました。
家計簿ブログなどを見ていると、元々数字に強い人とか、だいたいの家計が頭に入っている人は、細かく記帳する必要がないのです。でも私は、1か月の食事や消耗品にいくら使っているのか、まったく見当もついていなかったので、「とにかくとにかく記録する」ことに注力しました。


続いている理由 3. 夫の支出には執着しない

夫は「家計簿なんて必要ない。生活できてるんだから」という考え。
加えて、自分の使ったお金を白日の下にさらしたくない。(これは私も同じ。自分の使ったお金を夫に事細かに知られたくないです。)

家計簿はあくまでも生活の道具、そのせいで、家庭がギスギスしては意味がありませんので、夫の使う分については、あまり深追いしないことにしました。

とはいえ、自販機のジュースくらいなら良いですが、そこそこ大きな出費であれば、記録として残しておきたいところです。

例えば、夫が「マッサージ行って来るね~」と出かけたとして、帰宅した時に「いくらだった?」と尋ねるとゲンナリするので、金額は聞きません。その代り、世間話風に「きょうは何分コースだったの?」と聞いて、その金額を家計簿に書きます。(行くマッサージ屋さんは私も知っているので、ネットで調べれば分かる)

また、夫が同窓会に行ったとすると、
「どこでやったの?へぇ~渋谷だったんだー。どんなお店? え?ちょっと豪華っぽいイタリアン? へー、イイね~。」
と、これまた世間話を装って聞き出し、交通費含めて、概算額を家計簿に書きます。「夫 同窓会、2次会交通費含む概算、【交際費】15,000円」という具合です。

現金の収支をきっちりやりたい人には不向きですが、我が家は現金合わせはやっていないので、これでOKとしています。


続いている理由 4. 慣れるまでは、自分のやり方を模索し続ける

私の記帳方法は、一部「紙」、一部「パソコン(excel入力)」という方法を取っています。
今の私には、これが一番合っていると思います。でもこの先、状況が変わって、やり方も変わるかもしれません。今の形に落ち着くまでにも紆余曲折ありましたし。

・「紙」というのは、ルーズリーフノートです。
レシートがあるものはレシートを貼ります。レシートのない物は、手書きで。
それを、「日ごと&費目ごと」に集計します。
ex. 9/28(水)
主食費…2,500円、
保険衛生費…820円

・パソコン入力
上記の紙の内容を、自作のexcelの表に入力します。

二度手間のようですが、excelなら計算間違いがなく、さらに計算式を入れれば、すべての費目の合計なども計算できるのが利点です。

では最初から、パソコン入力しちゃえばいいんじゃ?ということで、そうしていた時期もあるのですが、それだと、後で見返した時に、何にいくら使ったかがわかりません。
ある月に食費がとても大きかったとして、何をどれだけ買ったかまでは、細かくパソコンに入力できないので、どうしても「○○スーパー、肉・野菜など 3,500円」といった書き方になりますから。
そういう時に、ルーズリーフに張り付けたレシートを見ると、「あ、高い牛肉買っている」とか、「調味料やコーヒーのまとめ買いしている」、、、といったように、分かるわけです。

で、この結果を見て、
「こんな値段なら、牛肉食べなくても良い」とか、「いや食べたいから、他の費目の出費を削るか」と考える材料になります。

例示が長くなりましたが、こんな感じのスタイルが私には合っていることが、やっているうちにわかってきたことです。自分の方法が確立できるまでは、模索しつつ、とにかく付け続ける覚悟を持つしかありません。
逆に言えば、自分の気持ちにしっくり来るやり方を見出すまでは、頑張ってもがくしかないということです。もがくのは苦しいことですし、挫折したくもなりますが、その時に支えになるのが、最初に挙げた、「なぜ家計簿が必要なのか?」という自分自身の動機です。


続いている理由 5. 「悪魔のささやき」に負けない

案外、これが一番大事かも?(笑)
私の友人知人には、家計簿をつけている人は皆無で、会話の中で家計簿のことをチラッとでも話すと、なんとなーく「引いて」いる感じが伝わって来ます。(^^;)

私の母もかつては仕事していて、
「家計簿なんて付けなきゃいけない生活するのが嫌で働いてるのよ」と、よく言っていました。
「家計簿付ける=細かくやり繰りしなければいけない=生活が苦しい」
という発想なのだと思います。

私が家計簿を付けだしたのは、自営業を始めてからなので、友人もきっと、「自営業って大変なのね」と思っていると思います。
(実際、会社勤めの人に、気の毒がられたことが何回もあります(笑))

冒頭に書いたように、夫も「生活できてるのに、なんで家計簿??」という反応ですし、公私ともに忙しい時期に夜なべでレシートと格闘したりしていると、「そこまでしてやること?」などと言われます。

記帳にまだ慣れない時は、自分でもつらいなと思うと、「そうだよねー。何のためにやってるんだろう? 私の周りは誰もやってないし」と逃げたくなります。
でも、
「誰に理解されなくても、自分でやると決めたのだから、やる」
「知りたいことが分かるまでは、やる」
と、周囲の反応や悪魔(自分のココロ)のささやきにも負けないことが大事だな、と思います。

あ、あと、間違っても、「我が家のためにやってるのよ」的な雰囲気を醸し出さないことも大切。
夫は元々家計簿なんて必要ないという考えなのだから、「我が家のため」なんて言われたら、すごく心外だと思います。あくまでも私個人の趣味と思うことにしています。
でもそう考えた方が、私自身も気楽です。だから続けて来られたのかな?

でもまだ2年しか継続していないので、これからも「とにかく付ける」のが目標です。
よほどの突発的なことが起きたら、今後中断することもあるかもしれませんが、やれる状況に戻れば、また記帳できるだろうなと思います。



にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ
にほんブログ村


家計簿日記 ブログランキングへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ
にほんブログ村


生き方 ブログランキングへ

0 件のコメント: